聞いておきたいこともある。お金の貯め方や資産運用のこと。

ちょこっとティータイム
2015/07/28

全員フォワードでサッカーをしたら…

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昔受けた証券系の試験で、次の問題が出ました。

「Aさんは、株式投資は成長を買うものであり、成長性のある株式を厳選し保有、老後の資産にすることが肝心だ、と考えています。この考えを批判しなさい。」

いったいどこをどう批判すればよいのでしょうか?

答えは決まっておらず、基本的に何を書いてもいいし、Aさんの考えが誤っているわけではありません。実際にそのような投資スタイルをプロでも行なう場合があります。 しかし批判するならば、Aさんは資産運用にあたって“リスク”の観点を考慮していないことにあると思われます。
成長性のある株式は大きく上がる可能性があるけれど、大きく下がる可能性もある(要するに変動が大きい)。
この点を踏まえ、リスクを抑えるための分散投資について触れれば、おそらく合格点にはなったのではないかと思います。

問題は「資金を投入する量」です。

当たり前のような気もしますが、意外とこれが難しい。私の周りにも、「気が付いたら資産のほとんどが特定の外国の株式になっていた」というケースを見ることがあります。
その国の株式が悪いわけではないのですが、問題は「資金を投入する量」です。
入れてもいいけれど、両足突っ込むようなことは避けた方が安全です。
特定の外国の株式に全て投資するケースは、サッカーで言うならば全員フォワードみたいなものです。
調子のいいときは問題ありませんが、ひとたびボールが敵に奪われた際には目も当てられません。
フォワードを置いたらデフェンダーも配置。分散投資はそんな風にもたとえられると思います。