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ちょこっとティータイム
2015/07/28

過激なインフレ

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コインの起源

東京駅八重洲口から歩いて15分くらいのところに「日銀貨幣博物館」がある。

そこで、世界最初の金属性コインが展示されている。

そのコインは紀元前7世紀のギリシア地方で生まれた。

 

「貨幣」と「電子マネー」

金と銀の合金でできており、その色が「琥珀(こはく)色」だったため、

ギリシア語で「琥珀」を意味する「エレクトロン貨」と呼ばれた。

ちなみに、電子は英語でエレクトリックだが、これは琥珀が電気を帯びることから生まれた言葉だそうだ。

 

最近電子マネーが駅やコンビニでも使われているが、何のことはない。

電子マネーということば以前に「貨幣」と「電子」はもともと同じ言葉が関係していたのだ。

出会うはずだった「貨幣」と「電子」は数千年を経てようやく一つになったのである。

結ばれるべくして結ばれた―なんと運命的・感動的な話ではないか。

 

過激なインフレ

などというどうでもいい壮大な世界に感動しつつ展示室をさらに歩くと、

額面が10の21乗のハンガリー紙幣(ハイパーインフレのため)や、

ジンバブエでは23時間で物価が2倍になったという展示とか、あまり笑えないものもたくさん展示されている。

 

デフレもよくないが、過激なインフレも洒落にならない。

ジンバブエの話は2008年ごろのことで、非公式発表によると、

インフレ率は年率換算で6.5×10の108乗%という何と読むのかわからない水準にまで達したという。

(ちなみにこの水準は24時間で物価が2倍になるペースだそうだ)


株式市場も活況(?)で2006年6月から2007年6月の1年間で株価が39,000%上昇したという。

しかし、こうなるともう何を信じてよいかわからない。

翌日物価が2倍になるとしたら、月給、週給といった概念すら成り立たなくなるかもしれない。

 

いずれにせよ、社会は大混乱である。特に年金受給者にとっては深刻であると思われる。

過激なインフレでは、所得がある人であればそれなりに収入も増えるかもしれないが、

収入が基本的に金額固定の年金受給者にとっては実質的な収入の目減りに直結し、その影響は甚大だ。

 

「昔」と「今」の食べ物の価値

さらに歩くと「お伊勢参り中の旅人の家計簿」といったものもあった。

その家計簿、「あべかわ餅に25文払った」との記載が多数あるなど、極めてほのぼのとしたものであった。

ちなみに、時期と換算方法にもよるが1文は20円くらいなので、現在の価値にすると500円。

あべかわ餅の実質的な価値は今とあまり変わっていないのかもしれない。