聞いておきたいこともある。お金の貯め方や資産運用のこと。

運用のオキテ
2015/07/31

無理なく老後資金を準備していくには?!長期積立について考えてみましょう

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時間をかけて準備することで毎月の積立額や運用成果に違いが出る

老後資金を無理なく準備するには、時間を味方につけることも大切なポイントとなります。

グラフのように、毎月1万円を30歳から積立開始したとき(期間30年)と、毎月2万円を45歳から積立開始したとき(期間15年)では、60歳までの積立額(元本)はともに360万円となります。これを年2%の利回りで運用をすると、60歳時点の運用成果は期間30年で約491万円、期間15年で約418万円と大きな差が生じてきます。

長期にわたった積立は、毎月の積立額が少額で済むだけでなく、運用成果にも影響することがわかります。

積立モデル

 

複利効果で、期間が長くなるほど資産の殖え方も大きくなる

利息や運用益を途中で受け取ることなく、元本に組み込んで(再投資して)運用していくことを「複利運用」といいます。たとえば、定期預金に預けたとき、満期が来ると元本に対して利息がつきます。この利息を引き出すことなくそのまま預けて(継続して)おくと、2回目の満期にも利息がつきますが、「元本+1回目の利息」に対して利息が計算されるため、1回目の満期よりも利息分が増加します。このように、複利で運用していくと、利息が元本に上乗せされて次の利息を計算するため、期間が長くなるほど資産の殖え方も大きくなっていきます(複利効果)。

複利運用

 

確定拠出年金では、掛金と運用益が非課税。制度を上手に活用して、資産形成を行いましょう!

確定拠出年金は、元本や運用益を含めて60歳になるまで引き出すことができませんが、長期にわたる積立、運用は複利効果を最大限に活かした資産形成が期待できます。

 

毎月の掛金は、給料とみなされないために税金がかかりません

確定拠出年金は毎月掛金を自分で運用しながら、60歳まで年金資産を積み立てていくしくみです。積立期間中の非課税効果によって、効率的な資産形成につなげることができます。

 

運用益に対する課税はありません

通常、個人で運用する場合は利息や運用益に対して、税金(20.315%)が源泉徴収されますが、確定拠出年金の運用益は全額非課税となり、そのまま運用資金に回されるため、複利効果が高まります。

* マッチング拠出により、加入者自身が出した掛金は、全額所得控除(小規模企業共済等掛金控除)の対象となります。
* 確定拠出年金で積み立てられる資産は、特別法人税(年1.173%)の対象となりますが、現在は課税凍結中です。

 

確定拠出年金の老齢給付金は課税対象となりますが、年金で受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金で受け取る場合は「退職所得控除」がそれぞれ適用されます。